学生・研修医の皆様へ生涯外科教育

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生涯外科教育

山口大学では、医学部入学早期(2年生)から基本的な外科手技の実習が始まり、臨床実習(医学部5-6年生)、臨床研修(医師1-5年目)、サブスペシャリティ研修(医師6年目以降)のそれぞれの期間に対応した継続的な外科教育を行っています。

外科教育に対する当科の取り組み

  • 早期外科体験実習
  • デジタル活用教育実習
  • サージカルトレーニングセミナー
  • カダバートレーニング

生涯教育

デジタル活用教育実習

外科系臨床実習において、手術を含めた外科手技を見学・体験することは最も重要な項目ですが、昨今は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、病棟内での実習が制限されることもあります。そこでコロナ禍およびpostコロナを見据え、 山口大学では、VR(Virtual Reality:仮想現実)・AR(Augmented Reality:拡張現実)・MR(Mixed Reality:複合現実)を用いた仮想現場実習の環境整備を整えました。(令和4年4月より開始)
【実習対象】医学部2~6年生

デジタル活用教育実習

早期外科体験実習

山口大学では、モチベーション向上と早期から外科的手技への関心を持ってもらうことを目的に、医学部2年生を対象とした早期外科体験実習を行っています。
外科系臨床講座のスタッフが講師となり、結紮や縫合といった外科基本手技を体験・練習します。

片手結びによる結紮法

早期外科体験実習

参加講座
  • 消化器・腫瘍外科学
  • 器官病態外科学
  • 整形外科学
  • 皮膚科学
  • 形成外科学
  • 眼科学
  • 耳鼻咽喉科学
  • 泌尿器科学
  • 産婦人科学
  • 脳神経外科学
  • 歯科口腔外科学
  • 救急・総合診療医学
  • 神経解剖学
  • 医学教育学

サージカルトレーニングセミナー

医学部6年生~初期研修医を対象に、腹腔鏡手術のトレーニングセミナーを実施しています。
第一線で活躍する外科医達が講師としてバックアップする中、受講生だけで手術を完遂してもらうことを目標に、主体性と緊張感を持ったトレーニングを行っています。

講師陣の指導の下、腹腔鏡手術手技をトレーニング

講師陣の指導の下、腹腔鏡手術手技をトレーニング

トレーニング内容
  • 腹腔鏡下幽門側胃切除
  • 腹腔鏡下胆嚢摘出術
  • 腹腔鏡下結腸切除術

カダバートレーニング

カダバートレーニングとは、ご献体を用いた手術手技研修のことです。近年、がん診療において高難度な手術手技を要することが少なくありません。そのような手術では、解剖が複雑であるため模型などを用いた術前トレーニングが難しい場合もあります。山口大学では、「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」(日本外科学会、日本解剖学会)を遵守し、ご献体を用いた基本的な解剖学教育や高難度手術を含めた手術手技トレーニングを行っています。
【対象】医学部6年生、研修医~消化器外科専門医

当科主催のカダバートレーニング

2020.1

当科主催のカダバートレーニング

①食道亜全摘術

講師:武田 茂、西山光郎

②肝葉切除術、膵頭十二指腸切除術

講師:徳光幸生、新藤芳太郎

御献体: 2献体 受講生: 5名

2021.2

当科主催のカダバートレーニング

①ダブルトラクト法、デルタ吻合

講師:飯田 通久、渡邊 裕策

②下行結腸Overlap法、TaTME

講師:鈴木 伸明、友近 忍

御献体: 4献体 受講生: 21名

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