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【論文が採択されました!】 兼定 弦 先生

教室の大学院生 兼定 弦(平成27年卒)が第一著者の、” The C11orf24 Gene as a Useful Biomarker for Predicting Severe Neutropenia in Modified FOLFIRINOX for Pancreatic Cancer”がCancer Science誌に採択されました。
膵癌に対するmFOLFIRINOX(mFFX)療法における、重篤な好中球減少の新規バイオマーカーとして、全エクソン解析を用いて”C11orf24遺伝子多型”を同定し、”治療前の好中球数”と組み合わせたモデルの有用性を示しました。
加えて、同様に検討したゲムシタビン+ナブパクリタキセル(GnP)療法ではC11orf24との関連を認めないことも明らかになりました。
膵癌治療の実臨床において、C11orf24遺伝子型に基づく予測モデルから、mFFX療法で好中球減少症リスクが高い症例には、GnP療法への切り替えを推奨でき、逆に管理可能な好中球減少が予測される場合はmodifiedレジメンから標準用量のFFXへ移行できる可能性があると考察しています。
ぜひ、ご一読ください!